「ヨーガは生きるスキル」


ホノボノとした雰囲気とはうらはらに、IT業界でバリバリ働く山口さん。 サービスデザインに関わるクリエイティブなお仕事をされています。

効率性・合理性・完全性を追求し、成果を出すことが要求されるIT業界。そこで働くインテリジェンスな社会人に、その真逆に位置するかのような伝統的ヨーガはなんの役に立つのか?

山口さんは「ヨーガをすることで、今の社会を生きるために必要不可欠なスキルが身につく」と言います。どうやら自己管理、セルフコントロール、ストレスマネジメントを、頭ではなく、体で身につける訓練としても、ヨーガは有益なようです。

ヨーガ=健康だけではなく、その先にある生活や、仕事、ライフワークにもポジティブな影響が及んでいきます。


●会員インタビューNo.11
【名前】山口さん

【年齢】29歳
【職業】IT業界/サービスデザイン/役員
【ヨーガ歴】1年半 (2019年1月現在)
【ヨーガの成果】セルフコントロール・自己管理力の向上、ストレスマネージメントの向上、集中力の向上、脳の疲労を解消、眼精疲労の軽減、頭痛の軽減、首肩コリ改善、姿勢改善


ヨーガは
生きるスキル


ーなぜヨーガをやろうと思いましたか?

デスクワークで、普段から首・肩のこり、眼精疲労、頭痛があって何かしなきゃ。。というのがきっかけです。母がヨーガの先生をやっている影響もあって、ついに私もヨーガを始めるときがきたなと思いました(笑)


ーなぜヨーガセンターに来ましたか?

実は、母がヨガを学んだのはこちらの東京ヨーガセンターだったんです。上京して以来、センターにはずっと興味はあったのですが、HPなどをみた印象として「ガチそうで初心者にはハードルが高いかも・・」と尻込みしていました(笑)

ホットヨガや他のハタヨガ教室に通ったこともあったんですが、どこもしっくりこなくて、、ついにセンターの門を叩きました。


ー最初は週1くらいのペースでしたが、通い始めてからはどうでしたか?

最初は〝ストレッチ効果〟〝リラックス効果〟としてヨーガを捉えていて、それがセンターに来ると気持ちよく体感できました。


ー身体のコリは改善されましたか?

はい。ヨーガをやるまでは首や肩がバリバリだったので、マッサージ屋に駆け込むことも多かったんですが、最近は行きたいと思わなくなりましたね。今も日常的に体がつらくなることはありますが、ヨーガをすれば元に戻ってくれます。


ー脳の疲労にも良く効いたみたいですね。

ヨーガをやると「頭が軽くなった~」と実感できます。以前は頭が疲れている状態すら認識できていなかったかもしれませんね(笑)

日常の中で脳をリフレッシュするというのはなかなか難しいので、とてもありがたいです。

 

〝自己管理〟
〝セルフコントロール〟
〝ストレスマネジメント〟
今の社会で必要なスキルが磨かれる

ーレクチャーにも積極的に参加されていましたが、出てみてどうでしたか?何か変わりましたか?

知識を入れたことで練習が格段に面白くなりました。とくに、ヨーガが「アウェアネストレーニング」であると理解できたことが変化のきっかけになった気がします。

〝ヨーガをしているときに、自分の心身にどういう変化が起こっているのか?〟という繊細なところに意識が届くようになり、その練習を反復することで、日常のなかでも「客観的な自分」が生まれていくのを感じました。


ー日常への好影響はどのようなことですか?

自己管理/セルフコントロールが出来るようになりました。

〝いま頑張りすぎて疲れているから少し休もう〟〝この感情や状況は、こう捉えることにしちゃえ〟という感じで、自分の心身の状態、体調の些細な変化に気付いて立ち止まれるようになりました。


ー仕事が忙しいなかで、ヨーガを習慣化するメリットは?

週1〜2回〝ヨーガへ行く〟というルーティーンワークが生活の中に作れたことです。

スポーツやビジネスシーンでもルーティーンの大切さはよく語られますが、私もセンターに通い始めてようやくその意味を体感できました。

〝この日に行く〟と決めて、その日その時間がきたらレッスンにへ行く。たとえ色々やることがあっても、物理的に一度そこで忙しい生活サイクルがリセットされるので、心身が調整される。

そのタイミングがあることですごく助かっているし、気持ち的にもなんとなく安心して過ごせるんです。


ーヨーガを始めて1年半たちましたが、継続できた理由は?

ヨーガは、「日常」と「自分」と「心身」が繋がっていく感覚がすごく面白いんです。

それに、自分に必要だと感じられるから、続けようと思っているわけではなく、ただ自然と続いています。レッスンにも自然と足が向くし、日々のなかにヨーガが組み込まれている。今では拠り所のような感じです。

ヨーガは教えてもらったことを理解できたり、自分のモノになるまでに時間がかかるものだと思うので、これからもゆっくりやっていきたいです。


完璧ではない心身を
徐々に良くしていくというヨーガの考え方は
デザインのプロセスに通じるものがある

ー最近は「やったらすぐわかる、すぐできる、すぐ効果がでる」と、結果を急ぐ人が多いのに、山口さんは珍しいですね。でも山口さんがいるIT業界は「スピーティに、合理的に、最大限の効果を」という世界ですよね?

はい。すごく合理的で効率的で成果主義な世界で、私の元々の性質とは真逆です(笑)。

 

ーそれは大変そうですね、、、

大変な時期もありましたが、今はとても本質的なことに向き合う仕事をしています。〝UXデザイン(User Experience Design)〟といって「体験をデザインする」お仕事です。

時には新しいアイデアを無の中から生み出さなければいけないのですが、すぐには正解がわからなかったり、正攻法だから成功するということでもない。何が必要かもわからない。。

そうなったときに、皆でたくさんの〝不完全・不確実〟なアイデアをぶつけあいます。そこで起こる〝小さな変化〟に気がついて、改善をくりかえすことで、じっくりと、それがより良い形に変わっていくんです。

この〝UXデザイン〟の手法やプロセスは、ヨーガに通じるところがあるように思います。ヨーガも練習を継続して、小さなフィードバックを重ねて、改善を繰り返しながら、心身や日常が少しづつ変わっていきますよね。


ー確かにヨーガも、不完全・不確実な心身を調整し、改善し、より良いものに作り変えていく作業ですね。完璧な心身はないわけで、じゃあ〝完璧じゃなかったらどうするか?〟というところに、ヨーガのテーマが置かれていると思います。

はい。成果ばかりを追い求めるのではなくて、不完全を変えていくこと自体に価値があるし、その過程が純粋に面白かったりしますよね。

そういうざっくばらんなやり方が、もう1つ自分のなかであってもいいんじゃないかと思うようになりました。


ー1つの物事に対して、正解が一つではなく、多角的な見方ができるようになったわけですね。

そうかもしれませんね。自分を客観視できるようになってきてから、モノの見方が変わったのかもしれません。

以前は、やるとなったらとことんやらないと自分が許せませんでした。でも今は一気に自分の理想形100%目指せなくても、まずは60%、つぎに70%と、徐々に完成度をあげていければいいかな、と思えるようになりました(笑)


今の時代
普通に過ごして
健康でいることは難しい

ー以前、山口さんは「世の中の皆にヨーガを勧めたい」と言ってましたが、なぜそのように思ったんですか?

なんだかちょっとあぶない発言に聞こえちゃいますね。。(笑)

私自身はわりとストレスに強い方なのですが、健康に生きるのが難しい世の中だなとすごく思うんです。常に情報にあふれていて、自分を考える時間より情報に惑わされる時間の方が長いと思うくらい。。そのなかで自分を保って、ストレスをコントロールして生きていくのは難しいことだと思うんです。

また周りをみてみると、みんな大なり小なり体調の問題を抱えていますが、それを二の次にして日常を過ごしている人が多いと感じます。でもそれはあまり良くないなと。。

休んだり立ち止まることは難しいことですが、自分をなんとかできるのもまた自分しかいないとヨーガを通じて気付いたんです。

なので、ヨーガのような自己観察の機会や、セルフコントロールの練習というのは色々な人にとって役に立つのではないかなと思います。


ー今後、ヨーガとはどう向き合いたいですか?

ヨーガは自分が好きだと思える希少なものなので、長く大事にして、自分のなかで育てていきたいですね。